肩こりの症状
肩や首、首のつけ根や、背中などにかけて凝った感じ、張った感じ、ひどい時には痛みを感じることもあり、頭痛、めまい、吐き気、手のしびれなどいろいろな体の不調の原因になります。
肩こりは、背中から肩、首についている僧帽筋や肩甲挙筋など様々な筋肉に対して「こり」を感じます。
肩こりの原因
肩こりの原因は、筋肉や関節の硬さが原因となりますが、その硬くなる原因は、姿勢不良(特に猫背)、睡眠不足、運動不足、栄養不足、ストレス、自律神経の乱れ、薬の副作用、内臓からの反射など、多岐にわたります。
また、整骨院では対応できない肩こりもあり、心筋梗塞からの肩こり、目や耳鼻咽喉などから肩こりが起こることもあり、『肩こりは万病のもと』や『肩こりを治せて一流』といった言葉さえあるくらいです。
肩こりの予防
肩こりは、生活習慣の改善が、予防となります。
基本となるのは、①良質な睡眠、②適度な運動、③バランスの摂れた食事、④ストレスを溜めない、などわかってはいるけど、なかなか出来ないことばかりになるのではないでしょうか?
そんな場合は、出来そうな小さなステップ(ベビーステップ)から始めてみることをオススメしております。
➀「良質な睡眠」のベビーステップは、、、
『朝起きる時間を一定に保つ』がオススメです。もし、夜遅くなったとしても、休日でも、いつも同じ時間に起きるという事です。この方法をすることで、一日のリズムが作られます。一日のリズムが作られることで、睡眠の質が上がってきます。ぜひ、お試しください。
②「適度な運動」のベビーステップは、、、
サーキットトレーニングがオススメです。
40秒の筋トレ(無酸素運動)と20秒の足踏み(有酸素運動)を交互に行う事で、忙しくて時間のない人でも行えます。
40秒、20秒で1セットとして、まずは1セットから始めて、出来れば2セット、3セットと増やしていけば始めやすいです。
③「バランスの摂れた食事」のベビーステップは、、、
食事もバランスよく考え出すと、一回に食べる量が増えたり、調理の手間などなかなかハードルが高いです。なので、食事のベビーステップとしては、水分をしっかりとることです。一日1.5Lを目標に摂りましょう。特に、筋肉は水分が豊富ですので、水分が不足すると、筋肉が硬くなりやすくなります。一気に1.5L飲むのではなく、一口ずつちょこちょこ飲みをすることで、摂りやすくなります。まずは、午前で500ml、夕方までに500ml、寝るまでに500mlと500mlずつ区切ると飲みやすくなります。お試しください。
④「ストレスを溜めない」のベビーステップは、、、
オススメのストレス発散の方法は、自分でおでこを手の平でタッチしながら深呼吸をするとスッキリします。
呼吸は4秒吸って、8秒で吐くといいと言われますが、自分の楽な無理のない深呼吸でいいので、行ってください。両手の平がおでこに触っている感覚に注目して集中すると、なお効果的です。
この様に、対策はたくさんありますので、簡単で続けれそうな物を選んで行いましょう。
当院での肩こりの治療の考え方
肩こりは、単純に筋肉をほぐせばいいという状態でなく、原因が複数あることがほとんどです。しかし、原因をすべて取り除かなければ症状が改善しないかと言うと、そんなこともなく、原因の中でも割合の高いものを見つけて、減らしていくのとで、改善していきます。
当院では、整体や施術で筋肉や関節を軟らかくしていきます。そして、患者さんの状態を丁寧にお伺いして、普段の姿勢や体の使い方、食事や睡眠、ストレスとの向き合い方など、患者さんに合わせていろいろな提案をしていきます。
肩こりの原因は人の数だけあると言っても過言ではないからです。
患者さん一人一人の原因と対処方法を提案していく事が、改善への近道だと考えています。