電気刺激治療とは
痛みの軽減や治癒の促進、血流の改善、損傷部位の修復などを目的に神経や筋肉に対して電気刺激を加えて、身体の反応を促したり、抑えたりします。
ハイボルトとマイクロカレントという代表的な2つの方法があります。
ハイボルト療法(高電圧電気刺激療法)
高電圧の電気刺激を深部組織に到達させ、痛覚の閾値を上げ、交感神経の興奮を鎮めるので
疼痛緩和に大きな効果があります。
マイクロカレント療法
微弱な電流を体に流し、リンパ液の循環を改善し、細胞の活性化、再生を計り、けがの治癒促進や運動後の筋肉痛の緩和などに有効です。
疑問&質問
高電圧の電流を流しても大丈夫?
1A(アンペア)の10万分の1の㎂(マイクロアンペア)という電流ですので電圧を上げても安全です。
電気を流しても痛くはないですか?
ハイボルトの場合は、電圧が高いほど治療効果は高まりますが、痛みを我慢できる範囲で行います。また、マイクロカレントの場合はほとんど電気刺激を感じることはありません。
治療時間はどのくらいですか?
ハイボルトの場合、一部位につき1分です。マイクロカレントの場合、10~20分程度です。
レントゲンでは異常なしと診断されたのですが?
様々な症状でレントゲン検査をしても骨には異常がなく、原因が分からないことがよくあります。筋肉や靱帯、神経などの状態は、レントゲンでは確認することはできません。電気刺激療法では、筋肉や関節のなどの炎症を抑え、痛みを軽減し、損傷部位の修復をはやめます。
どのような症状に効果がありますか?
捻挫や打撲、肉離れなどの急性の症状
坐骨神経痛やヘルニアなどの慢性的な神経痛
肩や膝、肘などの関節痛
その他、様々な症状にも効果がありますのでぜひご相談下さい。
さいごに
今回は、ハイボルト療法(電気刺激治療)についてお伝えいたしました。
技術の進歩で、手技や運動療法に出来ない施術も、質の高い物理療法機器も出てきています。
効果の高い治療器ですので、一度お試しください。