自律神経とは、その名の通り「自律」している「神経」で、自分の意思でコントロールできない神経です。
自律神経と言うと、何か目に見えない物を想像しがちですが、神経の伝達を電気信号で伝える繊維(せんい)で出来ています。
電気のコードをイメージすると分かりやすいです。
また、
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」に分けられます。
交感神経は、アクセル。
副交感神経は、ブレーキに良く例えられます。
昔の狩りをしていた頃の、ヒトで考えるとわかりやすく、
交感神経は、戦うときと逃げるとき、
副交感神経は、休むときに働く神経です。
獲物を追いかけるときと、獲物から逃げるときに働くのが、交感神経。
獲物を捕まえ食事をした後、夜寝ようとした際に働くのが、副交感神経。
となります。
体を動かしたいときには、交感神経を働かせ、
休みたいときには、副交感神経を働かせて、日常生活を送るのを助けてくれます。
交感神経が優位の時は、副交感神経が休み、
副交感神経が優位の時は、交感神経が休み、
シーソーのようにバランスを取っています。
この交感神経、副交感神経のバランスを崩す生活を行ってしまう事で、自律神経が乱れてしまいます。
多くの自律神経が乱れる際は、
休みたいときに、休めないでいることがきっかけで起こります。
つまり
副交感神経優位で体を休めたい際に、交感神経を優位にして、無理に体を動かしている状態となります。
実際の生活では、
睡眠不足や精神的ストレスが多い状態、食事をゆっくりとれてない状態などが、続くと自律神経のバランスを乱す原因となります。
自律神経のバランスが乱れると再び睡眠がとりにくい状態になったり、内臓の働きがうまく動かなくなったり、不調の原因となります。
また、自律神経の乱れからくると、呼吸が浅くなり、姿勢も丸くなることで、筋肉や関節の硬さや痛み、不調の原因となります。
当院では、
整体や鍼灸施術、運動療法などにより、
筋肉や関節の硬さ、姿勢、自律神経のバランスの乱れ
を整え、症状を改善していきます。
自律神経のバランスを崩し、不調がある際はご相談下さい。